自分達で手作りした結婚指輪と、既製品としてプロが作った結婚指輪とでは、耐久性や強度に差がでないのか?はたまた、壊れやすくないのか?などと心配になる方も少なくありません。このコンテンツでは、そんな耐久性や強度の違いについて解説していきます。

手作り結婚指輪の耐久性や強度は大丈夫なの?

結論から言いますと、寸法や素材の品質基準を守り、高度な技術が必要な工程はプロの職人が行なってくれるお店であれば、手作りでも耐久性や強度を心配する必要はございません。

では、守るべき品質基準や技術が必要な工程についても詳しく解説いたします。

耐久性や強度に関わる品質について

寸法の重要性

購入される指輪が手作りではなく例え既製品であったとしても、細すぎる場合は強度が低くなるのは事実です。細身の指輪を枝で例えたら、細い枝なら誰でも簡単に曲げることができるのと同じで、細身の指輪は曲がってしまうリスクが高くなります。そこで変形を防ぐために大切になるのが、普段生活で簡単に曲がることのない最低限の寸法を守ることです。

おすすめの寸法

普段生活で変形のリスクを避けるのであればサイズによってもことなります。男性用平均で幅厚み共に1.3mm程、女性用平均で幅厚み共に1.2mm程はあった方が安心だと考えられます。指輪をデザインを決める際には、お店の方に正確なサイズを測ってもらい、ご自身の指のサイズに対して寸法に問題がないか確認してもらうのをおすすめします。

素材の重要性

寸法と共に重要になってくるのが、素材そのものの耐久性になります。結婚指輪の定番の素材となっているプラチナやゴールドは元々、伸縮性や柔軟性に優れているため曲がりやすいのも特徴とされています。そのため、丈夫な素材にするために合金にすることが重要が重要です。中でも、プラチナの場合は、パラジウムとルテニウムが配合されたPt950がおすすめです。ゴールドの場合は、銀と銅をバランスよく配合されたk18がおすすめです。

耐久性や強度に関わる工程

鋳造の工程

鋳造製法で指輪を作る場合、「原型作る工程」「鋳造を行う工程」「仕上げの工程」の3つの工程に分けることができます。中でも鋳造の工程は、高度な技術と豊富な知識が必要なので、プロの職人の方にやっているいただけるのがベストです。ちなみに、現存している手作り結婚指輪のお店は、基本的に鋳造工程で一貫してプロが行なってくれるので、この心配をする必要はないでしょう。

石留めの工程

石留めには、玉留め、伏せ込み、彫り留めなど様々な留め方がございます。そのどれもが、細かな技術を要する作業となります。また、曖昧な留め方をしていると、ちょっとした衝撃で石が外れしまうことにもなりかねないので、プロの職人の方にやっていただくのがベストです。

まとめ

手作りでも、寸法や素材の基準をしっかりとおさえて、高度な技術が必要な工程はプロに行なっていただければ安心した結婚指輪を作ることができます。また、このコンテンツでご紹介した内容は既製品にも同様な考え方もできるので、ぜひ結婚指輪の耐久性や強度を考える上で重要な項目として参考にしてみてください。